司法書士試験の勉強では、まとまった勉強時間を毎日確保できるとは限りません。
仕事や家事があると、通勤時間や昼休み、ちょっとした待ち時間など、スキマ時間をどれだけ活用できるかも大切になります。
そこで気になるのが、通信講座のスマホ学習です。
最近は多くの司法書士通信講座がスマホに対応していますが、「スマホ対応」と書かれていても、実際にできることは講座によって異なります。
講義を見るだけでなく、
- テキストを読めるか
- オフラインでも勉強できるか
- 問題演習までできるか
- 復習や学習管理ができるか
- スマホから質問できるか
まで確認すると、講座ごとの差が見えてきます。
この記事では、司法書士通信講座6社について、スマホでどこまで学習を進められるのかを7つの項目から比較します。
「できるだけスマホ中心で勉強したい」「通勤時間を有効活用したい」という方は、講座選びの参考にしてください。
- スマホ学習を重視する場合に候補にしやすい講座
- 講義・教材・問題演習・復習・学習管理まで、各社でどこまでスマホ対応しているか
- スマホ中心で学習しやすい講座と、紙教材との併用に向く講座の違い
- オフライン再生や質問機能など、スキマ時間学習で確認したいポイント
- 司法書士試験の勉強をスマホだけで完結できるのか
- 自分の生活スタイルに合う講座の選び方
スマホ中心で勉強したい場合の第一候補:スタディング
紙教材とスマホ学習を両立したい場合の第一候補:アガルート
そのほかの4社にもそれぞれ特徴があるため、「スマホ対応しているか」だけでなく、実際にどこまで学習できるかを基準に比較します。
司法書士通信講座6社のスマホ学習を一覧比較
ここでは、司法書士通信講座6社について、スマホ学習の特徴を比較します。
比較対象は、2026年8月21日時点で各社が販売していることを確認できた最新の標準的な初学者向けコースです。販売時期が異なるため、合格目標年度は講座ごとに異なります。
単純に「スマホ対応しているか」だけを見ると、6社ともスマートフォンを学習に活用できます。
ただし、実際に比較すると、スマホでできる範囲や、講義・問題演習・復習などのつながり方にはかなり違いがあります。
※スマホでは表を横にスクロールできます。
| 講座 | スマホ学習の特徴 | 特に強いところ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| スタディング | スマホ・オンライン中心型 | 問題演習・復習・学習管理までつながっている | スマホ中心で勉強したい人 |
| アガルート | 紙教材+スマホ併用型 | 講義・デジタル教材・過去問・質問まで幅広く使える | 紙教材もしっかり使いたい人 |
| LEC | 大手予備校+オンライン型 | 講義・教材・進捗管理・質問などをオンラインで利用できる | サポートとオンライン学習を両立したい人 |
| フォーサイト | eラーニング型 | ManaBunで講義・教材・学習計画などをまとめて使える | 学習管理もオンラインでまとめたい人 |
| 伊藤塾 | Web受講+サポート型 | Web受講に加えて質問・相談などのサポートを利用できる | サポートを重視しながらWeb受講したい人 |
| 東京法経学院 | 紙教材+動画持ち運び型 | 講義動画をダウンロードしてオフラインでも視聴できる | 紙教材中心で、外出先でも講義を見たい人 |
6社ともスマホを利用できますが、スマホ学習の位置づけは同じではありません。スマホ・オンラインを学習の中心にしやすい講座、紙教材と組み合わせやすい講座、講義動画の持ち運びを重視した講座など、設計そのものに違いがあります。
この表を見ると、6社ともスマホを利用できる一方で、スマホ学習の位置づけは同じではないことが分かります。
スマホ・オンラインを学習の中心にしたい場合は第一候補:スタディング、紙教材とスマホを組み合わせたい場合は第一候補:アガルートです。東京法経学院のように、紙教材を軸に講義動画を持ち運びやすい講座もあります。
このように、スマホ学習を比較するときは「スマホ対応」という表記だけではなく、講義・教材・問題演習・復習・学習管理まで、どこまでスマホでつなげられるかを見ることが大切です。
次からは、その違いを判断するために確認したい7つのポイントを詳しく見ていきます。
スマホ学習で比較したい7つのポイント
司法書士通信講座をスマホ学習のしやすさで比較するときは、「スマホで講義を見られるか」だけでは十分ではありません。
講義を見たあとに教材を確認し、問題を解き、間違えたところを復習するところまでスマホでつながっていると、スキマ時間をより活用しやすくなります。
ここでは、スマホ学習を重視して講座を選ぶときに確認したい7つのポイントを見ていきます。
1. スマホで講義を見られるか
スマホ対応の有無だけでなく、倍速再生・続きから再生・アプリ対応など、実際の視聴機能まで確認します。
まず確認したいのが、スマートフォンで講義を視聴できるかです。
今回比較している6社はいずれもスマホで講義を視聴できますが、視聴方法や使いやすさには違いがあります。
ブラウザ上でそのまま受講する講座もあれば、専用アプリを利用できる講座もあります。
また、倍速再生や続きから再生できる機能があると、短い時間でも講義を進めやすくなります。
通勤時間や昼休みなどを講義視聴に使いたい場合は、単に「スマホ対応」と書かれているかだけでなく、実際の視聴機能まで確認しておくことが大切です。
2. 講義をオフラインでも視聴できるか
講義をダウンロードできるか、オフライン再生や音声学習に対応しているかを確認します。
外出先でスマホ学習をするなら、講義をダウンロードしてオフラインで利用できるかも確認したいポイントです。
あらかじめWi-Fi環境で講義を保存しておけば、電波が弱い場所でも視聴でき、モバイル通信量も抑えられます。
特に毎日の通勤時間に講義を見る人にとっては、オフライン再生への対応は使い勝手を左右します。
一方で、講座によっては動画だけでなく音声をダウンロードできる場合もあります。
画面を見られない移動中などは、音声学習を組み合わせられるとさらにスキマ時間を活用しやすくなります。
3. デジタル教材を使えるか
デジタル教材の有無だけでなく、PDF閲覧型かWebテキスト型か、検索・マーカー等の機能まで見ます。
スマホ学習を中心にするなら、講義だけでなくテキストや教材もスマホで確認できるかが重要です。
デジタルテキストがあれば、紙の教材を持ち歩かなくても、講義中に気になった箇所をすぐに確認できます。
ただし、同じデジタル教材でも、単純にPDFを閲覧するタイプと、講義画面と連動したWebテキストでは使い勝手が異なります。
検索やマーカー、ふせんなどの機能が使える講座であれば、復習もしやすくなります。
一方で、司法書士試験は学習範囲が広いため、紙教材へ書き込みながら勉強したい人は、デジタル教材だけで判断しないことも大切です。
4. スマホで問題演習できるか
択一問題・過去問をスマホで解けるか、間違えた問題を復習できるかまで確認します。
スマホ学習の使いやすさに大きな差が出るのが、問題演習です。
スマホで講義を視聴できても、問題演習までスマホでできるとは限りません。
択一問題や過去問までスマホで解ける講座なら、スキマ時間をアウトプット学習にも使えます。
司法書士試験では、講義を聞くだけでなく、問題を解きながら知識を定着させることが欠かせません。
そのため、スマホ中心で勉強したい人は、
- 択一問題を解けるか
- 過去問演習ができるか
- 間違えた問題をもう一度解けるか
といったところまで確認しておくと、実際の学習イメージがつかみやすくなります。
5. 復習・学習管理までスマホでできるか
進捗確認、復習問題の提示、学習スケジュールなど、次にやることを判断しやすい機能があるかを見ます。
スマホ学習をさらに効率化したい場合は、問題を解くだけでなく、復習や学習管理までできるかも確認したいポイントです。
たとえば、学習進捗を確認できたり、間違えた問題を自動で出題してくれたりすると、「次に何を勉強するか」を考える負担を減らせます。
講座によっては、AIを利用して復習問題を提示したり、学習スケジュールを管理したりする機能もあります。
こうした機能は必須ではありませんが、仕事や家事をしながら限られた時間で勉強する人には大きな助けになります。
特に自分で学習計画を立てるのが苦手な人は、学習管理機能も講座選びの判断材料にするとよいでしょう。
6. スマホから質問できるか
質問方法・回数・条件に加えて、周辺サポートも確認します。
独学ではなく通信講座を選ぶメリットのひとつが、分からないところを質問できることです。
ただし、質問制度があっても、質問方法は講座によって異なります。
マイページや専用フォームから質問できる講座であれば、外出先でもスマホから疑問点を送ることができます。
一方で、質問回数や利用条件、回答方法などは講座ごとに違うため、サポートを重視する場合は事前に確認しておきましょう。
また、質問だけでなく、オンライン相談やスクーリングなどを利用できる講座もあります。
スマホ学習のしやすさだけでなく、困ったときにどのようなサポートを受けられるかも重要な比較ポイントです。
7. スマホ中心でどこまで学習を進められるか
講義→教材→問題演習→復習→進捗確認が、どこまで一つの学習環境としてつながっているかを見ます。
最後に確認したいのが、これまでの機能がどこまでひとつの学習環境としてつながっているかです。
たとえば、
講義を見る → テキストを確認する → 問題を解く → 間違えたところを復習する → 学習進捗を確認する
という流れをスマホ上で進められれば、短い時間でも学習を続けやすくなります。
一方で、講義視聴には強くても、問題演習や学習管理は紙教材を中心に行う講座もあります。
どちらが優れているというより、自分がどの場面でスマホを使いたいかによって向いている講座は変わります。
通勤や外出中の学習をスマホ中心にしたい人は、講義だけでなく、問題演習や復習までオンラインでつながる講座が使いやすいでしょう。
一方、自宅では紙教材を使い、外出中だけスマホで講義を見たい人なら、すべての機能がオンライン上にそろっている必要はありません。
そのため、スマホ対応の有無だけではなく、自分の学習スタイルに必要なところまでスマホでできるかを基準に選ぶことが大切です。
司法書士通信講座6社のスマホ学習を詳しく比較
ここからは、6社それぞれのスマホ・オンライン学習について詳しく見ていきます。
単純な機能の数だけではなく、実際の学習の中でスマホをどのように使えるのかという視点から比較します。
アガルート|紙教材とスマホ学習を組み合わせやすい
紙教材とスマホ学習を両立したい場合の第一候補です。 製本教材と講義・過去問・質問のスマホ機能を使い分けられます。
紙教材でじっくり勉強する時間と、スマホでスキマ時間を活用する学習を両立したい人。
第一候補:アガルート(紙教材+スマホ学習を重視する場合)
アガルートは、紙教材を使った学習とスマホ学習を組み合わせたい人に向いている講座です。
2028年合格目標の「入門カリキュラム フル」では、スマホで講義を視聴できるだけでなく、デジタルブックやオンラインの問題演習、質問機能なども利用できます。
スマホ学習に関係する主な機能は次のとおりです。
- スマホで講義を視聴
- 9段階の倍速再生
- デジタルブック
- アプリへの講義ダウンロード
- ダウンロードした講義のオフライン視聴
- 「TOKERUKUN」で過去問演習
- 「KIKERUKUN」から質問
講義はアプリへダウンロードできるため、自宅などのWi-Fi環境で保存しておけば、通勤中などに通信環境を気にせず視聴できます。
また、講義を見るだけで終わらず、TOKERUKUNを使ってスマホから過去問演習まで進められるのも特徴です。
外出先で講義を見たあと、そのまま問題を解くという使い方ができるため、スキマ時間をインプットだけでなくアウトプットにも使えます。
質問についてもKIKERUKUNを利用できるため、スマホを使って、講義・過去問・質問まで幅広く学習を進められます。
一方で、アガルートは紙教材も用意されているため、スマホ学習と紙教材を場面に応じて使い分けられます。
自宅では紙のテキストに書き込みながら学習し、通勤や外出中はスマホで講義・過去問・質問を利用するといった使い分けがしやすいのが強みです。
そのため、紙教材でじっくり勉強する時間と、スマホでスキマ時間を活用する学習を両立したい人におすすめしやすい講座です。
紙教材とスマホ学習を両立したい方は、公式サイトで講座内容を確認できます。
スタディング|スマホ中心で学習をつなげやすい
スマホ中心で勉強したい場合の第一候補です。 講義から問題演習・復習・学習管理までオンラインでつなげやすい設計です。
通勤・待ち時間などを使い、スマホを学習の中心にしたい人。
第一候補:スタディング(スマホ中心で勉強したい場合)
スタディングは、スマホを学習の中心にしたい人に向いている講座です。
「司法書士合格コース コンプリート[2027+2028年度合格目標]」では、講義視聴だけでなく、Webテキスト、問題演習、復習、学習管理、記述式学習までオンライン上でつなげやすい設計になっています。
スマホ学習に関係する主な機能は次のとおりです。
- スマホで講義を視聴
- アプリを使ったオフライン学習
- Webテキスト
- スマート問題集
- セレクト過去問集
- AI問題復習
- 学習フロー
- 学習レポート
- 記述式雛形暗記
- 記述式添削のオンライン提出・返却
講義は1講義あたり約30分を目安に構成されており、まとまった時間を確保しにくい人でも、通勤や休憩時間を使って進めやすくなっています。
スタディングの大きな特徴は、講義を見たあと、そのままスマホで問題演習や復習へ進みやすいことです。
スマート問題集やセレクト過去問集を利用できるほか、AI問題復習では学習状況に応じて復習すべき問題が提示されます。
そのため、
講義を見る → 問題を解く → 復習する → 学習状況を確認する
という流れを、スマホ中心でつなげやすくなっています。
また、学習フローによって次に取り組む内容を確認でき、学習レポートでは進捗状況も把握できます。
仕事や家事で勉強時間が限られていると、「今日は何をやるか」を考えること自体が負担になることがあります。
スタディングは、学習の順番や復習のタイミングをシステム上で確認しやすい点も、スマホ学習との相性がいい部分です。
記述式対策についても、記述式雛形暗記をオンラインで進められ、コンプリートコースでは記述式添削の提出・返却もオンラインに対応しています。
ただし、司法書士試験の記述式では、実際に答案を書く練習も必要です。
そのため「司法書士試験の勉強をスマホだけですべて完結できる」とまでは言えませんが、講義・択一問題・復習・学習管理・記述式学習まで、スマホを中心に学習をつなげられる範囲は6社の中でも広いと考えられます。
通勤時間や待ち時間などをできるだけ学習に変えたい人や、紙教材を持ち歩かずオンライン中心で勉強したい人には、特におすすめしやすい講座です。
スマホ中心で司法書士試験の勉強を進めたい方は、公式サイトで講座内容を確認できます。
LEC|大手予備校の学習環境をスマホでも活用しやすい
大手予備校の講義・教材・進捗確認・質問環境を利用しながら、スマホ学習も取り入れやすい講座です。
大手予備校の講義・教材・質問環境を活用しながら、スマホ学習も取り入れたい人。
LECは、大手予備校の講義やサポートを利用しながら、スマホ学習も取り入れたい人に向いている講座です。
今回の比較対象である「2028年合格目標 新15ヵ月合格コース<秋生>スタンダード イン+アウト一括 通信」では、LECのWeb学習環境を利用できます。
スマホ学習に関係する主な機能として、次の内容を確認しています。
- スマホで講義動画を視聴
- スマホへの動画ダウンロード
- 音声ダウンロード
- PDF教材の閲覧
- Web上での学習・演習機能
- 学習進捗の確認
- 「教えてチューター」による質問
スマホへ講義動画をダウンロードできるため、外出先でも講義を視聴しやすくなっています。
また、動画だけでなく音声もダウンロードできるので、通勤中など画面を見にくい場面では、音声を使って復習することもできます。
LECの特徴は、スマホで講義を見るだけではなく、教材の確認やテスト、進捗確認、質問までオンライン学習に組み込めることです。
「教えてチューター」を利用できるため、通信講座でも疑問点を質問できる環境があります。
一方で、スタディングのように講義・問題演習・復習・学習管理をスマホ中心で一体的につなげることを前面に出した講座とは、学習システムの方向性が異なります。
LECは、スマホだけで学習を完結させることを重視するというより、予備校の講義・教材・サポートをオンラインでも活用しやすくした講座と考えると分かりやすいでしょう。
そのため、スマホ学習に加えて、記述式対策や答練・模試、質問環境なども含めて学習環境を整えたい人には、有力な候補になります。
なお、LECには「スマホで司法書士 S式合格講座」もありますが、これは今回比較している新15ヵ月合格コースとは別の商品です。
この記事では、S式合格講座の機能を新15ヵ月合格コースの仕様として扱っていません。
フォーサイト|ManaBunで学習計画までまとめやすい
ManaBunで講義・教材・学習計画・確認テストをまとめて利用しやすい講座です。
講義だけでなく、学習計画や確認テストまでeラーニングでまとめたい人。
フォーサイトは、講義だけでなく、学習計画や確認テストまでオンライン上でまとめて使いたい人に向いている講座です。
今回の比較対象である「2028年度 司法書士スピード合格講座 バリューセット」では、eラーニングシステム「ManaBun」を利用できます。
スマホ学習に関係する主な機能として、次の内容を確認しています。
- スマホで講義動画を視聴
- ManaBunアプリ
- 動画ダウンロード・オフライン再生
- 音声教材
- デジタルテキスト
- 学習スケジュール
- チェックテスト
- 確認テスト
- 確認テストの履歴・正誤確認
- 合格カード
- 用語集
フォーサイトの特徴は、講義を見るだけでなく、その後の学習計画や確認までManaBunの中で進められることです。
学習スケジュールを見ながら講義を進め、チェックテストや確認テストで理解度を確かめられます。
また、デジタルテキストや用語集も利用できるため、外出先でも教材を確認しやすくなっています。
特に、仕事や家事で勉強時間が限られていると、自分で毎日の学習計画を細かく管理することが負担になることがあります。
フォーサイトは、講義・教材・学習スケジュール・確認テストをひとつのeラーニング環境にまとめている点が強みです。
そのため、問題演習の機能だけでなく、学習計画までオンラインで管理したい人に向いています。
一方で、今回の調査では、司法書士講座についてスマホ上で過去問演習をどこまで行えるかなど、一部の機能は公式情報だけでは詳細を確認できていません。
そのため、スタディングのように問題演習や復習までスマホ中心でつなげる講座と同じようには評価せず、フォーサイトはManaBunを使って、講義・教材・学習計画・確認テストをまとめて進めやすい講座と考えるのが分かりやすいでしょう。
伊藤塾|Web受講と質問・相談サポートを組み合わせやすい
Web講義の視聴補助機能とWeb個別質問を組み合わせて学習できます。
Web受講の便利さに加えて、個別質問によるサポートも重視したい人。
伊藤塾は、Webで講義を受けながら、質問や相談などのサポートも重視したい人に向いている講座です。
今回の比較対象である「2028年合格目標 司法書士入門講座 本科生 スリーステップコース」では、マイページからWeb講義を受講できます。
スマホ・オンライン学習に関係する主な機能として、次の内容を確認しています。
- Web講義
- デジタル教材・PDF
- 0.5倍〜2.0倍の倍速再生
- 10秒送り・10秒戻し
- ふせん機能
- 続きから再生
- Webからの質問
伊藤塾の特徴は、Webで講義を受けるだけでなく、質問や相談などのサポートもオンラインで利用できることです。
講義では倍速再生や10秒送り・戻し、ふせん、続きから再生などの機能を利用できるため、途中で学習を中断した場合でも再開しやすくなっています。
また、分からない点はWebから個別に質問できます。なお、旧正本に記載していたZoomスクーリング・オンライン学習相談は、2026年8月21日時点の2028年コース公式ページでは再確認できなかったため、本記事では断定しません。
通信講座では、学習の進め方や理解度に不安を感じることがあります。
その点、伊藤塾はオンラインで講義を受けながら、必要に応じてWebから質問できることが特徴です。
一方で、今回の比較では、スタディングのように問題演習・復習・学習管理までスマホ中心で一体的につなげるタイプの講座とは方向性が異なります。
伊藤塾は、スマホだけですべてを完結させることよりも、Web受講の便利さと質問サポートを組み合わせて学習したい人に向いている講座と考えると分かりやすいでしょう。
そのため、Web受講の便利さに加えて、Webからの質問サポートも重視したい人には有力な候補です。
東京法経学院|紙教材を中心に講義動画を持ち運びやすい
紙教材を軸に、MP4講義をスマホへダウンロードしてオフラインで活用する講座です。現行対象講座はストリーミング再生に対応していません。
紙教材に書き込みながら勉強し、外出中はスマホで講義を進めたい人。
東京法経学院は、紙教材を中心に勉強しながら、講義動画をスマホやタブレットでも活用したい人に向いている講座です。
今回の比較対象である「司法書士 新・最短合格講座2028[9月期]総合コース」では、講義映像をMP4形式でダウンロードして受講できます。
スマホ・オンライン学習に関係する主な内容として、次の点を確認しています。
- スマホ・タブレットで講義を視聴
- MP4形式で講義動画をダウンロード
- ダウンロード後のオフライン再生
- iPhone・iPad・Androidでの視聴
- オンライン質問フォーム
- 紙教材を中心とした学習
現行の対象講座はストリーミング再生には対応していません。 講義動画をあらかじめMP4形式でダウンロードしておけば、インターネット環境がない場所でも再生できます。
そのため、通勤中や外出先でも講義を視聴しやすく、通信環境に左右されにくいのがメリットです。
一方で、東京法経学院はスタディングのように、講義・問題演習・復習・学習管理までをひとつのオンライン学習システムで完結させるタイプではありません。
そのため、東京法経学院のスマホ学習は、紙教材を軸にしながら、講義動画をスマホへ持ち運んで活用するスタイルと考えるのが分かりやすいです。
また、通信講座では質問票に加えてオンライン質問フォームも利用できるため、疑問点をオンラインで送ることもできます。
なお、講義ファイルは1本あたり約1GB〜1.5GBと案内されているため、スマホへダウンロードする場合はWi-Fi環境を利用した方が安心です。
紙教材にしっかり書き込みながら勉強し、外出中はスマホで講義を進めたい人には、相性のよい講座です。
スマホだけで司法書士試験の勉強はできる?
講義・択一問題・復習・学習管理の多くはスマホ中心で進められる講座があります。ただし、記述式まで含めてスマホだけですべて完結させるのは現実的ではありません。
結論からいうと、講義・択一問題・復習・学習管理の多くは、スマホ中心で進められる講座があります。
講義、Webテキスト、問題演習、復習、学習管理までオンライン上でつながっている講座なら、通勤時間や待ち時間などを使って学習をかなり進められます。
一方で、紙教材を中心に勉強しながら、外出中だけスマホを活用する講座もあります。
そのため、仕事や家事で机に向かえる時間が少なくても、スマホを使えば、これまで勉強に使えなかったスキマ時間も活用しやすくなります。
ただし、司法書士試験の勉強をスマホだけですべて完結させるのは現実的ではありません。
理由のひとつが、記述式対策です。
司法書士試験では、不動産登記法と商業登記法の記述式問題が出題されます。
記述式では、知識を覚えるだけでなく、問題文や資料を読み取り、実際に答案を書く練習が必要です。
講義の視聴や雛形の確認、添削答案の提出・返却などをオンラインで行える講座はありますが、本試験を意識した記述式対策では、実際に手を動かして答案を書く時間も確保した方がよいでしょう。
また、スマホはスキマ時間には便利ですが、長時間の学習や複数の資料を見比べる場面では、紙教材やPCの方が使いやすいこともあります。
そのため、スマホ学習は「机に向かえない時間を学習時間に変える手段」として使うのがおすすめです。
たとえば、
- 通勤中は講義を視聴する
- 昼休みは択一問題を解く
- 待ち時間は復習する
- 自宅では紙教材を使って理解を深める
- 記述式は実際に答案を書く
といった使い分けができます。
スマホだけで勉強することを目標にするのではなく、スマホを使ってこれまで勉強できなかった時間まで学習に変えると考えると、通信講座のメリットを活かしやすくなります。
こんな人はスマホ学習を重視して講座を選ぼう
- 通勤時間が長い
- 仕事や家事で机に向かえる時間が少ない
- 短い時間を積み重ねたい
- 講義だけでなく問題演習もスマホで進めたい
- 学習順や復習の管理負担を減らしたい
スマホ学習のしやすさは、すべての受験生にとって同じ重要度ではありません。
特に、次のような人はスマホ学習の機能を重視して講座を選ぶメリットが大きいです。
- 通勤時間が長い
- 仕事や家事で机に向かえる時間が少ない
- 10分〜30分ほどの短い時間を積み重ねたい
- 講義だけでなく問題演習もスマホで進めたい
- 学習順や復習のタイミングを自分で管理する負担を減らしたい
たとえば、通勤が片道30分なら、往復で1時間を学習に使えます。
その時間を講義視聴や問題演習に使えれば、机に向かう時間とは別に学習を進められます。
また、まとまった勉強時間を確保しにくい人ほど、短いスキマ時間でもすぐに学習を再開できる環境が重要になります。
そのため、スマホ学習を重視する場合は、講義を視聴できるかだけでなく、
- 問題演習までできるか
- 復習機能があるか
- 学習進捗を確認できるか
- オフラインでも使えるか
といった点まで確認しておくと、自分の生活に合う講座を選びやすくなります。
一方、自宅でまとまった勉強時間を確保でき、紙テキストへの書き込みを重視する人は、スマホ機能だけで講座を選ぶ必要はありません。
その場合は、教材の分かりやすさや講義、質問制度、答練・模試なども含めて総合的に比較する方がよいでしょう。
スマホ学習は、それ自体が目的ではなく、自分の生活の中で勉強できる時間を増やすための手段です。
自分が「いつ・どこで・どのように勉強するか」を考えたうえで、その学習スタイルに合う講座を選ぶことが大切です。
料金や総合的な違いも比較したい人へ
この記事では、司法書士通信講座6社をスマホ・オンライン学習のしやすさに絞って比較してきました。
ただし、最終的に講座を選ぶときは、スマホ学習だけでなく、料金や教材、サポート、記述式対策まで含めて比較することが大切です。
各講座の特徴を総合的に比較したい人は、「司法書士通信講座6社比較」も参考にしてください。
また、「できるだけ費用を抑えたい」「受講料や追加費用まで比較したい」という人は、「司法書士通信講座の料金比較」で6社の費用を詳しく比較しています。
スマホ学習のしやすさを確認したうえで、料金や講座全体の内容まで比較すると、自分に合う講座を選びやすくなります。
まとめ|スマホ対応の有無より「どこまでできるか」で選ぼう
「スマホ対応」の有無だけでなく、講義→教材→問題演習→復習→学習管理まで、どこまでつながっているかで選びましょう。
司法書士通信講座をスマホ学習で比較するときは、単に「スマホ対応」と書かれているかだけでなく、スマホでどこまで学習を進められるかを見ることが大切です。
講義を見るだけでなく、
① 講義
② 教材
③ 問題演習
④ 復習
⑤ 学習管理
までつながっている講座なら、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間をより活用しやすくなります。
一方で、紙教材を中心に勉強しながら、外出中だけスマホで講義や問題演習を進める学習スタイルもあります。
そのため、スマホ機能が多い講座がすべての人に向いているわけではありません。
司法書士試験では記述式対策も必要なので、外出中やスキマ時間はスマホ、自宅では紙教材や記述式演習というように使い分ける方法も有効です。
自分が普段どの時間・場所で勉強するのかを考え、「スマホでどこまで学習を進めたいか」を基準に講座を選びましょう。



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