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司法書士試験では、択一式だけでなく記述式で安定して得点できるかも重要です。
令和6年度から、午後の記述式2問の配点は70点満点から140点満点へ変更されました。午後の試験時間は3時間のままです。
各社の「記述式対策」は同じではありません。解法講義が中心の講座、問題演習が充実している講座、答案提出や添削まで受けられる講座があります。
この記事では、司法書士通信講座6社を、講義・基礎対策・答案演習・採点や添削に分けて比較します。
- 司法書士通信講座6社の記述式対策の違い
- 記述式講義・ひな形・問題演習の内容
- 答案提出や個別添削に対応している講座
- 自分に必要な記述式サポートの選び方
- 記述式対策を最優先する場合の第一候補はLEC
- スマホ学習と個別添削を両立したい場合の有力候補はスタディング
LECは現行2028年コースで、記述式専用講義、全20問の答案演習、添削、成績表、ScoreOnlineでの答案・成績確認を確認できました。これは記述式対策に限った判断であり、総合ランキング1位という意味ではありません。
司法書士講座の記述式対策は4つに分けて比較する
記述式対策は、①講義、②基礎・ひな形、③答案演習、④採点・添削に分けて確認します。
① 講義
② 基礎・ひな形
③ 答案演習
④ 採点・添削
① 講義|解き方を学べるか
記述式では、何を登記すべきか、どこから答案を組み立てるか、申請情報をどう書くかという解法の考え方が必要です。
② 基礎対策|ひな形を覚えられるか
ひな形を覚える → 基本問題で使う → 本試験形式へ進むという流れは、初学者が取り組みやすい進め方です。
③ 答案演習|実際に書く機会があるか
講義を見るだけでなく、時間内に必要事項を漏れなく書けるかを答案演習で確認します。
④ 採点・添削|答案を見てもらえるか
添削は、記載漏れや自分では気づきにくいミスを確認する材料になります。ただし、添削回数だけで講座を決める必要はありません。
司法書士通信講座6社の記述式対策を一覧比較
LECは講義・演習・添削・成績確認まで確認でき、スタディングはコンプリートでオンライン個別添削6問を利用できます。
| 講座 | 現行対象コース | 答案チェック | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| アガルート | 2028年合格目標 入門カリキュラム フル | 答案提出・個別採点・個別添削は未確認 | 解法講義・過去問・パーフェクト12・答練・模試 |
| スタディング | コンプリート[2027+2028年度合格目標] | 個別添削6問、オンライン提出・返却 | 雛形暗記ツール273回、記述式対策問題102問 |
| LEC | 2028年 新15ヵ月合格コース<秋生>スタンダード | 全20問、添削・成績表あり | ScoreOnlineで添削済答案・成績確認 |
| フォーサイト | 2028年度 バリューセット | 答案提出・採点・個別添削は未確認 | 不登法3冊・商登法3冊の問題集、一部解説動画、模試 |
| 伊藤塾 | 2028年 スリーステップコース | 答案提出・個別採点・個別添削は未確認 | 入門講義、基礎力確認テスト、実践編20回、模試2回 |
| 東京法経学院 | 新・最短合格講座2028[9月期]総合コース | 提出課題6問、答案返却あり。個別添削仕様は未確認 | 本試験予想答練2028、全国公開模試 |
「未確認」は「なし」「非対応」という意味ではありません。現行公式ページで確認できた範囲だけを記載しています。
記述式対策を重視するならまずチェックしたい講座
記述式対策を最優先するならLEC、スマホ学習と個別添削の両立を重視するならスタディングが有力です。
第一候補:LEC
LECの2028年合格目標 新15ヵ月合格コース<秋生>スタンダードでは、記述解法ベースアップ講座を全20回・全20問実施します。内訳は不動産登記法10回・10問、商業登記法10回・10問です。
答案提出制度、添削サービス、成績表があり、添削済答案と成績はScoreOnlineでWeb確認できます。郵送返却は別料金の選択制度です。現行資料ではオンライン提出方法までは確認できていません。
精撰答練ファイナル編6回、全国公開模試2回、全国スーパー公開模試2回も予定されています。
記述式を早期から始め、答案演習・添削・成績確認まで一連の流れで進めたい人。
専用講義、全20問の答案演習、添削、成績表、Web確認まで現行コースで確認できるため、記述式対策を最優先する場合の第一候補はLECと判断します。
有力候補:スタディング
司法書士合格コース コンプリート[2027+2028年度合格目標]では、記述式対策講座全102回、記述式雛形暗記ツール273回、記述式対策問題102問を利用できます。
問題の内訳は、不動産登記法が基礎33問+過去問18問、商業登記法も基礎33問+過去問18問です。個別添削は不動産登記法3問+商業登記法3問の合計6問で、オンライン提出・返却と採点者からのアドバイスがあります。
模試の記述式は自己採点で、個別添削・成績処理・成績表の対象ではありません。
6社それぞれの記述式対策を詳しく比較
6社とも記述式対策はありますが、答案提出・添削・成績確認の範囲が異なります。
アガルート|解法講義・過去問・答練まで幅広く対策
解法講義から過去問、答練、模試まで段階的に進められます。
対象は2028年合格目標 入門カリキュラム フルです。記述解法ベーシック、記述解法マスター、記述過去問解説、記述・択一パーフェクト12、実力確認答練、模擬試験を確認しています。
パーフェクト12は全12回で各回記述式1問、実力確認答練は択一30問+記述式1問、模擬試験は択一70問+記述式2問です。
答案提出、個別採点、個別添削は現行公式ページ上で確認できません。「なし」とは断定しません。
スタディング|スマホ学習と個別添削を両立しやすい
雛形学習、問題演習、オンライン個別添削6問を一つの学習環境で進められます。
コンプリートでは、記述式対策講座全102回、雛形暗記ツール273回、問題102問、個別添削6問を利用できます。答案はオンラインで提出・返却され、採点者からのアドバイスがあります。
模試の記述式は自己採点で、個別添削・成績処理・成績表の対象ではありません。
スマホ中心で進めたい、費用とのバランスも重視したい、個別添削も欲しい人。
LEC|記述式を重視するなら第一候補
専用講義、全20問の答案演習、添削、成績表、ScoreOnlineでの確認まで利用できます。
対象は2028年合格目標 新15ヵ月合格コース<秋生>スタンダードです。記述解法ベースアップ講座は不動産登記法10問、商業登記法10問の全20問です。
答案提出制度はありますが、オンライン提出方法は確認できていません。添削済答案と成績はScoreOnlineで確認でき、郵送返却は別料金の選択制度です。
講義・演習・添削・成績確認がつながっているため、記述式対策を最優先する場合の第一候補とします。
フォーサイト|教材中心で繰り返し対策したい人向け
不動産登記法・商業登記法の記述式問題集を中心に反復できます。
対象は2028年度 司法書士スピード合格講座 バリューセットです。不動産登記法3冊、商業登記法3冊の記述式問題集、一部過去問解説動画、模擬試験を確認しています。
答案提出、採点、個別添削は現行公式ページ上で確認できません。「非対応」「添削なし」とは断定しません。独立した総合的な記述式専用講義やひな形講座も確認できていません。
伊藤塾|基礎から実践へ段階的に演習
入門講義、基礎力確認テスト、実践編へ段階的に進めます。
対象は2028年合格目標 司法書士入門講座 本科生 スリーステップコースです。
記述式入門講義は不動産登記法3時間、商業登記法3時間です。基礎力確認テストは不動産登記法4回、商業登記法4回、実践編は不動産登記法10回+商業登記法10回の合計20回です。模試は全2回で、択一・記述式の新作問題と総合・個人成績結果があります。
答案提出、個別採点、個別添削は現行公式ページ上で確認できません。「なし」とは断定しません。
私は伊藤塾で中上級者向け記述式講座を受講し、論点から確認事項を連想する解法を学びました。これは当時の中上級者向け講座の体験であり、現行の初学者向けコースの担当講師・講義内容を示すものではありません。
東京法経学院|提出課題と答練・模試で実戦力を高める
提出課題6問と答案返却の仕組みがあります。個別添削仕様は未確認です。
対象は新・最短合格講座2028[9月期]総合コースです。提出課題は不動産登記法3問+商業登記法3問の合計6問で、答案提出・答案返却の仕組みがあります。
総合コースには本試験予想答練2028と全国公開模試が含まれます。
個別添削、採点方法、成績表、2028年度公開模試の記述式添削仕様は現行2028年資料で確認できません。2027年度仕様から推測しません。
記述式対策は添削回数だけで選ばない
添削は重要ですが、回数だけでなく、解法講義・答案演習・フィードバック・本試験形式までの流れを確認します。
同じ「添削あり」でも、採点だけなのか、コメントが付くのか、模試だけなのか、通常演習も対象なのかで使い方が変わります。
条件別|記述式対策で選ぶならこの講座
総合順位ではなく、自分が補いたい記述式対策の範囲で選びます。
| 重視すること | 第一候補・候補 |
|---|---|
| 記述式対策を最優先 | LEC |
| スマホ+個別添削 | スタディング |
| 解法講義・答練の幅広さ | アガルート |
| 基礎から段階的に記述演習 | 伊藤塾 |
| 教材中心の反復演習 | フォーサイト |
| 答練・模試で実戦練習 | 東京法経学院 |
通信講座の記述式対策だけで十分?
講座に申し込むだけでなく、実際に答案を書き、採点・添削・解説を使って修正することが重要です。
受講講座に個別添削がなくても、他校の添削付き公開模試や答練を利用して補う方法があります。本試験形式では点数だけでなく、時間配分も振り返ります。
よくある質問|司法書士講座の記述式対策
択一完成まで待たず、基礎ができた科目から答案作成と復習を始めます。
記述式はいつから始めるべき?
答え:択一式が完成するまで待つ必要はありません。 不動産登記法・商業登記法の基礎ができた段階から少しずつ始めます。
記述式の個別添削は必須?
答え:必須ではありません。 模範解答との比較や、他校の添削付き模試・答練で補えます。
添削回数が多い講座が一番おすすめ?
答え:添削回数だけで決める必要はありません。 解法講義から本試験形式までの流れを確認します。
独学でも記述式対策はできる?
答え:可能です。 市販問題集や過去問を使い、答案作成と復習を繰り返します。
不動産登記法と商業登記法はどちらから始める?
答え:択一式の学習が先に進んでいる科目からで大丈夫です。
まとめ|記述式対策で選ぶなら必要なサポートを確認しよう
記述式対策を最優先する場合の第一候補はLEC、スマホ学習・費用・個別添削のバランスを重視する場合の有力候補はスタディングです。
講座選びでは、解法、答案作成、採点・添削、答練・模試まで確認します。大切なのは、総合的な優劣ではなく、自分が記述式で不足している部分を補えるかです。



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