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- 働きながら司法書士試験を目指すときの勉強時間の考え方
- 平日・休日・通勤時間の使い方
- 朝型・夜型を固定しすぎない勉強スタイル
- 予定どおり進まなかった日の立て直し方
- 通常期と直前期で勉強量を変える考え方
- 家庭がある人が試験勉強を始める前に考えたいこと
働きながら司法書士試験を目指す場合、最初に不安になりやすいのが「仕事をしながら、毎日どれくらい勉強すればいいのか」という点だと思います。
ただ、実際に勉強を続けてみると、毎日同じ時間を確保することよりも、限られた時間をどう使い、予定が崩れたあとにどう戻るかの方が重要だと感じました。
私自身、平日は夜に2〜3時間勉強する時期もあれば、朝4時半ごろに起きて約2時間勉強する時期もありました。夜に集中できなくなれば朝へ、朝がつらくなれば夜へ戻すという形で、数週間単位で勉強スタイルを変えていました。
休日も、通常期はカフェを使いながら4〜5時間を目標にし、試験直前の2〜3か月は8時間を目標にするなど、試験までの残り期間によって勉強量を変えていました。
もちろん、予定どおりに勉強できない日もありました。
この記事では、私が働きながら司法書士試験の勉強を続けた経験をもとに、平日・休日・通勤時間の使い方、勉強を続けるために変えたこと、失敗して修正したことまで整理します。
また、家庭がある人にとっては、勉強時間を作る前に家族と話し合うことも大切です。その点も、実際に家族へ負担をかけた経験を含めて触れていきます。
司法書士試験全体の合格率や試験構造は、司法書士試験の難易度を解説した記事で整理しています。
働きながらでも司法書士試験は目指せる
働きながら司法書士試験を目指すことはできます。
ただし、仕事をしていると、勉強だけに使える時間には限りがあります。
そのため、働きながら受験する場合は「毎日何時間勉強するか」だけではなく、
- 仕事がある日にどこで勉強時間を作るか
- 通勤やスキマ時間をどう使うか
- 休日にどれくらい勉強するか
- 予定どおり進まなかった日にどう立て直すか
- 試験が近づいたときに、どこまで勉強の比重を増やせるか
まで考えておくことが重要です。
私の場合、平日は机に向かって2〜3時間程度勉強することが多く、さらに片道30分の通勤時間もテキストや問題集、スマホ講義に使っていました。
ただし、毎日同じように勉強できていたわけではありません。
夜に集中できなくなれば朝型へ変え、朝起きるのがつらくなれば夜型へ戻すなど、勉強する時間帯も何度か変えました。
休日も、通常期と直前期では勉強量を変えていました。
その経験から感じるのは、働きながらの受験では、最初に決めたスケジュールを最後まで守ることより、その時の仕事・体調・試験までの残り期間に合わせて勉強方法を調整することの方が大切だということです。
また、家庭がある場合は、自分の勉強時間だけを考えることはできません。
勉強時間を増やせば、その分だけ家族との時間や家事・育児への影響が出ることもあります。
そのため、具体的な勉強スケジュールを考える前に、まず家族と話し合っておくことをおすすめします。
家庭がある人は、まず家族と話し合う
家庭がある人は、勉強時間を作る前に家族と話し合うことが大切です。
司法書士試験の勉強を始めようと決めたときは、「少しでも早く勉強を始めたい」と思うかもしれません。
しかし、働きながら長期間勉強するとなると、影響するのは自分の時間だけではありません。
休日に勉強すれば家族と過ごす時間が減りますし、直前期に勉強時間を増やせば、家事や育児を家族に任せる場面も増える可能性があります。
私の場合も、試験まで半年を切ってからは、家族で出かける機会をかなり減らしました。
さらに、子どもが生まれた時期と試験勉強が重なっていたため、妻に育児を任せることも多く、かなり負担をかけたと思います。
それでも勉強を続けられたのは、何度か話し合い、試験勉強を優先することについて理解してもらえたことが大きかったです。
平日の勉強時間は固定しすぎない
朝型か夜型かを最初から決めつける必要はありません。
私の場合はもともと夜型だったため、仕事から帰ったあとに2〜3時間ほど勉強することが多かったです。
ただ、ずっと集中できていたわけではありません。
集中を続けるために、通常期は30分を1セットとして区切りながら勉強していました。
30分で予定どおり進むこともあれば、分からない問題に時間を使って、ほとんど進まないこともあります。
それでも、1セットごとに区切ることで「あと30分だけやろう」と考えやすくなりました。
一方で、夜にどうしても集中できない時期は、朝型へ切り替えたこともあります。
その時期は21〜22時ごろに寝て、4時半ごろに起床し、出勤前に約2時間勉強していました。
朝は仕事へ行くまでの時間が決まっているため、私の場合は夜より集中しやすく感じることもありました。
ただし、朝型がずっと続いたわけではありません。
朝起きるのがつらくなったら夜型へ戻し、夜に集中できなくなったら再び朝型へ変えるという形で、数週間単位で何度か切り替えていました。
また、机に向かう時間だけが勉強時間ではありません。
私の場合は通勤時間も使っていたため、平日に机で勉強していた2〜3時間より、1日の総勉強時間はもう少し多かったと思います。
通勤時間は「第二の勉強時間」にする
机に向かう時間だけで勉強時間を考えないことも大切です。
私の場合、通勤は片道約30分でした。
往復すると約1時間あるため、その時間もできるだけ勉強に使っていました。
通勤中に使っていたのは、
- スマホで講義を見る
- テキストを読む
- 問題集を解く
といった方法です。
もちろん、毎日しっかり集中できていたわけではありません。
眠くてウトウトする日もありましたし、思ったほど進まない日もありました。
それでも、通勤時間を「何もできない時間」と決めつけず、使える日は少しでも勉強に回すことを意識していました。
働きながら勉強していると、平日にまとまった2〜3時間を確保するだけでも難しいことがあります。
そのため、机での勉強時間+通勤やスキマ時間という考え方で1日の学習時間を作る方が、現実的だと思います。
片道30分でも、積み重ねると1週間・1か月では大きな時間になります。
大切なのは、通勤時間に無理やり特定の勉強法を当てはめることではなく、自分の移動環境で続けやすい方法を決めておくことです。
休日は場所を変えて集中を作る
休日は、時間だけでなく「どこで勉強するか」も工夫すると続けやすくなります。
私の場合、試験までまだ時間がある通常期は、自宅にいると気持ちに余裕が出てしまい、集中できないことがありました。
そのため、休日はなるべく外に出て、昼過ぎからカフェで勉強することが多かったです。
カフェでは4時間ほど勉強し、18時ごろに帰宅。その後は夕食をとって少し休憩し、寝るまで再び勉強していました。
カフェで集中できなくなったときも、そのまま勉強をやめるのではなく、自宅へ戻って続けるようにしていました。
場所が変わることで、気持ちを切り替えてもう一度始めやすかったからです。
一方で、試験が近づくにつれて気持ちの余裕がなくなり、移動時間ももったいなく感じるようになりました。
直前期の2〜3か月は自宅での勉強を中心にし、休日は8時間を目標にしていました。
ただし、毎回8時間できていたわけではありません。
- 通常期:4〜5時間を目標。カフェ約4時間+帰宅後に追加
- 直前2〜3か月:8時間を目標。自宅中心で長時間学習
直前期は長時間勉強することが増えたため、1時間ごとに休憩を取るようにもしていました。
通常期はカフェへ行くことで集中しやすい環境を作り、直前期は移動時間を減らして自宅で勉強するようにしました。
同じ場所・同じスケジュールにこだわるより、その時期に集中しやすい環境へ変えることが、私には合っていました。
予定が崩れても、無理に取り返そうとしない
働きながら勉強するなら、予定どおり進まない日がある前提で考えた方が続けやすいです。
私の場合、勉強の予定はかなり大まかに決めていました。
「今日はここまで終わらせる」と細かく詰めすぎるより、試験までの残り日数を見ながら、
- 今月はこのあたりまで進めたい
- このペースで本試験までに間に合いそうか
- 直前期までに何を終わらせたいか
といった大きな流れを確認していました。
そのため、予定より進まなかった日があっても、翌日に無理して取り返そうとはしませんでした。
終わらなかったところがあれば、翌日はその続きから普通に再開するという形です。
仕事や体調によって、勉強できる時間は変わります。
「昨日できなかった分まで今日やらないといけない」と考えると、予定が少し崩れただけでも負担が大きくなります。
私の場合は、1日単位の遅れよりも、試験までの全体のペースが大きく崩れていないかを見る方が合っていました。
休憩が長引いたり、思ったほど勉強できなかったりする日もありました。
それでも、「今日はもう失敗した」と考えて勉強をやめるのではなく、切り替えてまた始めるようにしていました。
「崩れない計画」より「崩れても戻れる計画」にする
私は毎日の勉強時間を細かく記録していませんでした。
30分単位で勉強するときに時間を測ったり、1日の終わりに「今日はこれくらい勉強した」と振り返ったりする程度です。
その代わり、試験までの残り日数は意識していました。
残り日数を見ながら勉強の進み具合を確認し、「今月はここまで進もう」「このペースで試験までに間に合うか」と考えるためのペースメーカーにしていました。
残り日数が少なくなるにつれて、自然と勉強への集中力も上がっていきました。
通常期と直前期で勉強の比重を変える
試験までの残り期間に合わせて、勉強を生活の中でどこまで優先するかも変えていました。
通常期は、家族や友人との予定を完全になくしていたわけではありません。
予定がある日は勉強時間を調整しながら、私生活との両立をしていました。
一方で、試験まで半年を切ってからは、なるべく予定を入れないようにして、少しずつ試験勉強を優先する生活へ切り替えました。
そして直前期の2〜3か月は、休日の勉強量も増やすなど、さらに試験へ比重を移していきました。
通常期:勉強と私生活を両立する
↓
試験半年前:予定を減らして勉強を優先する
↓
直前2〜3か月:さらに勉強の比重を増やす
直前期は勉強内容も変えた
3年目の直前期には、初めて会場で模試を受けました。
本試験に近い緊張感の中で問題を解くことで、問題を解く順番や時間の使い方を試せたほか、自分の苦手な科目や論点を見つけることもできました。
ただ、最初は模試で点数が悪かった科目を集中的に勉強しすぎていました。
すると、次の模試ではその科目が改善しても、今度は別の科目の点数が落ちるということが続きました。
そこで、点数が悪かった科目だけを勉強するのではなく、弱点を補強しながら、ほかの科目にも時間を割くようにしました。
その結果、本試験では模試以上の点数を取ることができました。
司法書士試験は科目数が多いため、直前期だからこそ、苦手分野を補強しながら、それまで勉強してきた科目にも触れ続けることが大切だと感じました。
限られた勉強時間は「何に使うか」も重要
働きながらの受験では、勉強時間を確保するだけでなく、その時間を何に使うかも重要です。
私の1年目は、勉強を始めたばかりということもあり、ほとんど計画を立てずに取り掛かっていました。
まずは全科目の講義を受けようと考え、かなりの時間をインプットに使っていたと思います。
もちろん、初学者にとって講義やテキストで基礎を学ぶことは必要です。
ただ、振り返ると、インプットに時間を使いすぎて、問題演習や復習に回す時間が少なくなっていました。
もう一つ失敗だったと感じるのが、基礎問題と難しい問題を最初から同じように扱っていたことです。
当時は、基礎問題も応用問題も同じ熱量で解こうとしていたため、問題演習そのものにかなり時間がかかっていました。
今振り返ると、まずは基礎や重要な論点をしっかり固め、そのうえで難しい問題へ広げていく方が、限られた時間を使いやすかったと思います。
受験年数によって勉強の中心も変わった
私の場合、勉強方法は受験年数によって変わっていきました。
1年目は講義などのインプットが中心。
2年目は問題演習を中心に各科目を回す。
3年目は苦手分野や理解が曖昧な論点を重点的に調べ、暗記が必要な部分は繰り返し確認する。
という形です。
3年目になると、「勉強時間を増やすこと」よりも、自分が今どこで点を落としているのかを見て、必要なところへ時間を使うことを意識するようになりました。
具体的な科目の勉強順は、司法書士試験11科目の勉強順・優先順位で詳しく解説しています。
勉強を続けるために、やめたこと・減らしたこと
勉強時間を増やしたいなら、「何時間勉強するか」だけでなく、「普段どこに時間を使っているか」を見直すことも大切です。
私の場合、試験勉強を続ける中で、YouTubeのアプリを削除しました。
Netflixもよく見ていましたが、気になっている作品はいったん最新話まで見切り、そのうえでアプリを削除しました。
そして、次に見るのは試験が終わってからと決めました。
この方法が正解だったというより、私にとっては、気になる作品を途中で残したまま我慢するよりも、一度区切りをつけてアプリ自体を消した方が続けやすかったです。
アプリを削除したことで、何となくYouTubeやNetflixを開くような惰性の視聴がかなり減りました。
「誘惑に勝つ」より「誘惑に触れる回数を減らす」
働きながら勉強していると、自由に使える時間は限られています。
そのため、毎回「今日は動画を見ないようにしよう」と我慢するよりも、そもそも開きやすい環境を減らしておく方が私には合っていました。
もちろん、娯楽をすべてなくす必要はありません。
ただ、
- 何となく開いているアプリはないか
- 気づいたら長時間見ているものはないか
- 勉強時間に置き換えられる時間はないか
を一度確認してみるだけでも、使える時間は見つかると思います。
眠い日は無理に勉強しないこともあった
一方で、勉強時間を作るために何でも削ればよいとは思っていません。
私自身は勉強期間中、睡眠時間が6時間を切る日もありました。
ただ、どうしても眠い日は無理に勉強せず、しっかり寝るようにしていました。
直前期も基本的には同じでしたが、試験前日だけは早めに寝て、本番に備えました。
勉強時間を増やすために削れるものはあります。
集中できないほど睡眠を削ってまで机に向かうことが効率的とは限りません。
私の場合は、動画を見る時間は減らしつつ、どうしても眠い日は睡眠を優先していました。
働きながら勉強する1日のモデルスケジュール
働きながらの勉強時間は、1つの型に固定する必要はありません。
私自身、夜型・朝型・通常期の休日・直前期で、かなり違うスケジュールを使っていました。
平日|夜型の時期
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 通勤30分 | スマホ講義・テキスト・問題集 |
| 仕事 | 日中は仕事 |
| 帰りの通勤30分 | スキマ学習 |
| 帰宅後 | 食事・入浴 |
| 夜 | 2〜3時間勉強 |
| 就寝 | 翌日に備える |
夜に勉強するときは、通常期は30分を1セットとして区切ることが多かったです。
平日|朝型の時期
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 21〜22時ごろ | 就寝 |
| 4時半ごろ | 起床 |
| 出勤前 | 約2時間勉強 |
| 通勤30分 | スキマ学習 |
| 仕事 | 日中は仕事 |
| 帰宅後 | 基本的に勉強せず、翌朝に備える |
朝は出勤までの時間が決まっているため、私の場合は集中しやすく感じることもありました。
ただし、この生活をずっと続けていたわけではなく、数週間単位で夜型と朝型を何度か切り替えていました。
休日|通常期
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 昼過ぎ | カフェへ移動 |
| カフェ | 約4時間勉強 |
| 18時ごろ | 帰宅 |
| 帰宅後 | 夕食・休憩 |
| 夜 | もう一度勉強 |
通常期の休日は、合計4〜5時間程度を目標にしていました。
自宅で集中できないときは外へ出て、カフェで集中が切れたら自宅へ戻るというように、場所を変えて仕切り直していました。
休日|直前期
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 朝食後 | 勉強開始 |
| 昼食後 | 勉強を継続 |
| 16時ごろ | まとまった休憩 |
| 夕方〜夜 | 再び勉強 |
| 夜 | 食事・入浴を挟みながら勉強 |
| 就寝前 | 寝るまで勉強 |
直前期の2〜3か月は、休日に8時間を目標にしていました。
長時間勉強する日は、1時間ごとに短い休憩も取っていました。
スケジュールは「正解」ではなく参考例として使う
ここで紹介したスケジュールは、すべて私自身が実際に使っていたものです。
仕事の終わる時間、通勤時間、家族構成、集中しやすい時間帯は人によって違います。
そのため、大切なのはこの時間割をそのまま真似することではなく、
- 平日はどこでまとまった時間を取るか
- 通勤やスキマ時間を使えるか
- 休日はどこで集中しやすいか
- 直前期にどこまで勉強の比重を増やせるか
を自分の生活に合わせて決めることです。
自分に合う型を最初から見つける必要はありません。合わなくなったら変えるくらいの柔軟さがあった方が、私は続けやすかったです。
まとめ
働きながら司法書士試験を目指す場合、毎日同じ時間を勉強できるとは限りません。
仕事、体調、家庭の予定によって勉強時間が変わるからこそ、完璧なスケジュールを守ることより、崩れたあとに戻れる仕組みを作ることが大切だと思います。
私自身も、夜型と朝型を切り替えたり、通勤時間を使ったり、休日はカフェと自宅を使い分けたりしながら勉強を続けてきました。
通常期と直前期でも勉強量や内容を変え、うまくいかなかった方法はその都度修正してきました。
そして、家庭がある人は、勉強時間を考える前に家族としっかり話し合うことも重要です。
司法書士試験の勉強は長期戦になりやすいからこそ、無理に完璧を目指すのではなく、自分の生活に合わせて続けられる形を作り、必要に応じて修正しながら進めていくことが大切です。
勉強を始める前に独学と通信講座の違いを整理したい方は、司法書士試験の独学と通信講座の比較も参考にしてください。
司法書士試験の難易度と全体像を確認するなら
これから司法書士試験の勉強を始めるなら



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