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司法書士試験の勉強を始めると、
「どのテキストを選べばいい?」
「問題集も一緒に買った方がいい?」
「最初から全科目そろえた方がいい?」
と教材選びで迷いやすいと思います。
私も法律初学者の頃、形から入ろうとして何冊ものテキストや問題集をまとめて購入しました。
ところが実際には、
- 人気でも自分には読みづらい
- 買ったもののほとんど使わない
- 最初から全科目そろえる必要はなかった
という教材もありました。
3年間勉強してきた今感じるのは、初学者のうちからたくさんの教材をそろえる必要はないということです。
まずは、「これなら読み続けられそう」と思える1冊を選んで、実際に使ってみることをおすすめします。
- 法律初学者が最初に選びたい教材
- 最初から全科目そろえなくていい理由
- テキストと問題集を選ぶ基準
- 教材を買いすぎないための考え方
- 独学と講座をどう考えるか
- 実際に使った教材から感じた向き・不向き
教材選びの目的は、本棚を充実させることではなく、実際に繰り返し使える教材を見つけることです。
① 法律初学者なら、まず民法のテキスト1冊から始めよう
法律初学者なら、まずは民法の読みやすいテキスト1冊から。
最初から全科目をそろえず、実際に使って「続けられそうか」を確かめてから次へ進みましょう。
法律を勉強したことがない方が司法書士試験に挑戦するなら、最初は民法のテキストを1冊選ぶことをおすすめします。
司法書士試験には多くの科目がありますが、最初から全部を同時に始める必要はありません。
なぜ最初は民法がおすすめなのか
民法には、売買・契約・相続など、日常生活と関わるテーマが多くあります。
もちろん難しい論点もありますが、法律に初めて触れる段階では、具体的な場面をイメージしながら読み進めやすい科目です。
まず民法から法律の考え方に慣れていくと、その後の学習へ進みやすくなります。
最初から全科目をそろえなくていい
最初にやってしまいやすいのが、
「どうせ全部勉強するなら、最初にまとめて買ってしまおう」
という教材のそろえ方です。
ですが、実際に使ってみなければ、解説の量・文字の見やすさ・図表の使い方などが自分に合うかは分かりません。
まずは書店などで民法のテキストを何冊か見比べて、「これなら自分でも読み続けられそう」と思える1冊を選んでみてください。
- 説明を読んで意味が分かりそうか
- 文字量が多すぎないか
- 図表が自分にとって見やすいか
- 数日ではなく、何か月も開き続けられそうか
最初の教材選びでは、情報量の多さよりも「自分が読み続けられるか」を優先する方がよいと思います。
11科目をどの順番で進めるかは、司法書士試験11科目の勉強順・教材を使う順序で詳しく解説しています。
② 初学者の教材は「詳しさ」より「読みやすさ」で選ぶ
初学者の教材選びでは、情報量の多さよりも、自分が無理なく読み続けられるかを優先しましょう。
詳しい教材でも、途中で開かなくなれば十分に活かせません。
司法書士試験のテキストを探していると、内容が詳しく、試験に必要な知識がたくさん載っている教材に魅力を感じることがあります。
私も勉強を始めた頃は、「詳しい教材ほど合格に近づけるのではないか」と考えていました。
しかし実際に使ってみると、情報量が多い教材は読むのに時間がかかり、理解が追いつかず、最後まで十分に使いこなせないこともありました。
これは教材の良し悪しではなく、自分の学習スタイルとの相性だったと思います。
「人気だから」ではなく「自分が続けられるか」
教材を選ぶときは、
- 解説を読んで理解できそうか
- 1ページの情報量が多すぎないか
- 図表やレイアウトが見やすいか
- 毎日開くことを負担に感じないか
- 今の自分のレベルに合っているか
を確認してみてください。
詳しい教材をじっくり読み込みたい人には、情報量の多い教材が合う場合もあります。
一方で、初学者だった私には、もう少し読み進めやすい教材の方が合っていました。
「一番詳しい教材はどれ?」ではなく、
「この教材を半年後も開いていそうか?」
と考えてみてください。
自分の知識が増えるのに合わせて、教材に求めるものを変えていけば大丈夫です。
③ テキストと問題集は同時に使う
テキストを全部覚えてから問題集へ進むのではなく、学んだ範囲からすぐ問題を解くのがおすすめです。
問題を解くことで、どこが実際に問われるのかが見えやすくなります。
私も最初は、
「まずテキストを全部読んで、内容を覚えてから問題集を始めよう」
と考えていました。
ただ、テキストだけを読んでいると、どこが重要なのか分からないまま読み進めてしまうことがあります。
そんなときに過去問を見ると、実際に問われている部分が分かります。
過去問は、テキストのどこを重点的に勉強するべきかを知るための一つの指針にもなります。
テキストで学ぶ
↓
問題を解く
↓
どこが問われたのか確認する
↓
テキストに戻って理解を深める
大切なのは、テキストと問題集を別々に考えないことです。
テキストで理解する → 問題で確認する → 足りない知識を戻って補う
この往復を繰り返すことで、知識が「読んだだけ」で終わりにくくなります。
問題集や過去問をいつから始め、何周するかは、司法書士の過去問・問題集の使い方で詳しく解説しています。
④ 人気や評判だけで教材を選ばない
教材は、「一番人気か」より「自分が使い続けられるか」で選ぶことが大切です。
評判のいい教材でも、自分に合うとは限りません。
司法書士試験の教材を調べると、「多くの受験生が使っている」「合格者に人気」といった情報がたくさん出てきます。
もちろん、選ばれている教材には理由があります。
ただ、3年間でいくつもの教材を使って感じたのは、「評判のいい教材」と「自分にとって使いやすい教材」は必ずしも同じではないということです。
合格ゾーンは基礎に戻るためにも使った
私が最初に購入したのは、LECの「合格ゾーン」シリーズでした。
法律初学者だった私には、講義を聞いているような文章で読み進めやすく、図やイラストも理解の助けになりました。
勉強が進むと、細かい論点では情報が足りないと感じることもありました。
それでも、
「この論点、そもそもの基礎が曖昧かもしれない」
と感じたときに、合格ゾーンへ戻って確認することがありました。
詳しいことだけが、教材の価値ではありません。
基礎へ戻れる教材を持っていることも、長く勉強する中では役立ちました。
現在の「合格ゾーン」シリーズはこちらから確認できます。
令和9年版 根本正次のリアル実況中継 司法書士 合格ゾーンテキスト 1 民法I (司法書士合格ゾーンシリーズ)
人気の教材でも、自分には合わないことがあった
一方で、オートマチックやリアリスティックなど、人気のある教材も購入しました。
ただ、実際に使ってみると、情報量や文章の読み方が自分には合わず、十分に使いこなせなかったものもありました。
これは、教材が悪いという意味ではありません。
教材には、その人との相性があります。
だからこそ、「一番人気の教材はどれか」よりも「自分がこの教材を使い続けられるか」を大切にしたいです。
⑤ 同じシリーズを最初から全部買わない
気に入ったシリーズでも、最初から全科目をまとめて買う必要はありません。
まず1冊使ってみて、自分に合うと分かってから次の科目をそろえる方が失敗を減らせます。
司法書士試験の教材は、同じシリーズでも民法・不動産登記法・会社法・商法など、科目ごとに何冊も出版されています。
書店でシリーズが並んでいると、
「どうせ全部勉強するなら、まとめてそろえてしまおう」
と思うかもしれません。
私も勉強を始めた頃は、形から入ろうとしてテキストや問題集をまとめて購入していました。
ただ、実際に勉強を始めると、1冊目を使った段階で、
- 思ったより文章が読みづらい
- 図や解説が自分には合わない
- 他のシリーズも見てみたい
と感じることがあります。
そのため、まず1冊を使ってみて、「このシリーズなら続けられそう」と感じてから次の科目を買うのがおすすめです。
- 文章は読みやすいか
- 図や解説は分かりやすいか
- このシリーズで次の科目も勉強したいと思えるか
教材は「先に全部そろえる」のではなく、「使いながら必要なものを増やす」。
⑥ テキストと問題集は同じシリーズにするべき?
法律初学者のうちは、テキストと問題集を同じシリーズから選ぶ方が使いやすいです。
ただし、勉強に慣れてきたら、目的に合った別シリーズへ変えても問題ありません。
初学者は「テキストへ戻りやすい」ことが大きなメリット
同じシリーズを使うメリットの一つは、問題を間違えたときに、テキストのどこを確認すればいいのか分かりやすいことです。
勉強を始めたばかりの頃は、法律用語や論点同士の位置関係もまだ十分に分かりません。
そのため、
問題を解く → 間違える → テキストの該当箇所へ戻る
という流れを作りやすいことは、大きなメリットです。
慣れてきたら別シリーズの問題集でもいい
一方、勉強に慣れてくると、問題集に求めるものも具体的になってきます。
たとえば、
- 肢別形式で細かく確認したい
- 本試験形式の過去問を解きたい
- 解説の詳しい問題集がほしい
- 持ち運びやすさを重視したい
- 違う聞かれ方にも触れたい
といった違いです。
その段階なら、テキストと同じシリーズにこだわらず、自分の目的に合った問題集を選ぶ方が使いやすいこともあります。
🔰 初学者のうちは
テキストへ戻りやすい
↓
同じシリーズから選ぶ
📚 勉強に慣れてきたら
問題集に求める条件が分かってくる
↓
目的に合った別シリーズも検討する
大切なのは、「同じシリーズでそろえること」そのものではなく、「自分が勉強しやすい組み合わせを作ること」です。
⑦ 独学と講座、初学者はどちらを選ぶ?
まず法律を試してみたい人は、民法テキスト1冊から。
できるだけ早く合格を目指したい人は、初学者向け講座も最初から比較する。
司法書士試験を始めるときは、教材選びと一緒に「独学で進めるか、講座を受講するか」でも迷いやすいです。
どちらが必ず正解というわけではなく、今の自分が何を優先したいかで考えるのがおすすめです。
📖 まず法律を試してみたい人
→ 読みやすい民法テキスト1冊から始める
🎓 できるだけ早く合格を目指したい人
→ 初学者向け講座も最初から検討する
※講座を選ぶ場合も、サンプル講義などで自分との相性を確認する。
まず独学で試してみるのもあり
「司法書士試験に興味はあるけれど、法律の勉強を続けられるか分からない」という場合は、まず民法の読みやすいテキスト1冊から始める方法があります。
実際に少し勉強してみて、「もっと本格的に勉強したい」と思ってから講座を検討しても遅くありません。
最初から講座を使う選択肢もある
一方で、
- 何をどの順番で勉強すればいいか分からない
- 学習計画を自分で作るのが不安
- 講義を聞きながら理解したい
- できるだけ遠回りを減らしたい
という場合は、最初から通信講座を比較する価値があります。
通信講座も検討したい方へ
料金・スマホ学習・教材・記述式対策・質問サポート・答練・模試まで含めて、
「司法書士通信講座おすすめ6社比較」で詳しく比較します。
独学でも講座でも、大切なのは「人気があるから」という理由だけで選ぶのではなく、自分が続けられる学習方法を選ぶことです。
⑧ まとめ|最初から完璧な教材をそろえなくていい
司法書士試験の教材選びで大切なのは、最初から「完璧な教材セット」を作ることではありません。
まずは、自分が続けられる1冊を選び、使いながら必要な教材を増やしていくことが大切です。
✓ 民法の読みやすいテキスト1冊から始める
✓ 「詳しさ」より「読み続けられるか」を重視する
✓ テキストと問題集は並行して使う
✓ 人気や評判だけで教材を選ばない
✓ 同じシリーズを最初から全部そろえない
✓ 初学者はテキストと問題集を同じシリーズから選ぶ
✓ 最短合格を優先するなら初学者向け講座も検討する
教材は、使ってみないと自分との相性が分からない部分があります。
だからこそ、最初から大量に買うよりも、1冊使う → 自分に合うか確認する → 必要なら次を選ぶという進め方がおすすめです。
独学で始める場合も、講座を使う場合も、最終的には自分が無理なく続けられる学習方法を選ぶことが大切です。
教材選びでは、「一番人気」「一番詳しい」よりも、
自分が何度も開いて、繰り返し使える教材かどうかを大切にしてください。
最初の1冊が決まれば、そこから必要な教材を少しずつ増やせば十分です。
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