司法書士のマイナー科目はいつから?主要科目との配分を実体験から解説

司法書士のマイナー科目はいつから? 司法書士試験

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この記事でわかること
  • マイナー科目を始めるタイミング
  • 主要科目とマイナー科目の配分の考え方
  • 直前期の時間配分の実例
  • 1年目に私が失敗したこと

司法書士試験の勉強を始めると、「マイナー科目はいつから手をつければいい?」と迷う方も多いと思います。

私は1年目、試験の最初からマイナー科目に手をつけました。結論から言うと、これは失敗だったと感じています。

この記事では、私が3年間の受験勉強で経験した配分の失敗と、そこから今ならこうするという考え方を、直前期の時間配分の実例まで含めて整理します。

マイナー科目はいつから始める?

結論

マイナー科目は試験の最初から手をつけない。主要科目のインプットが一区切りついたあと、または試験半年前を目安に、主要科目と並行して進める。

司法書士試験には、民法・不動産登記法・会社法(商法)・商業登記法という主要科目のほかに、憲法・刑法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・供託法・司法書士法という、いわゆるマイナー科目があります。

科目数だけを見ると、マイナー科目の方が多く感じられ、「早めに手をつけておかないと間に合わないのでは」と不安になる方もいるかもしれません。

私自身、1年目はまさにその不安から、勉強を始めた最初の時期からマイナー科目に手をつけていました。

ですが、3年間を振り返ると、この判断は遠回りだったと感じています。

私が1年目にマイナー科目から手をつけて失敗した理由

✍️ 著者からのひとこと

正直、1年目の自分に会えるなら「まず民法と不動産登記法をやれ」と言いたいです。

1年目、私は「科目数が多いから、早めに手を広げておいた方が安心」と考え、主要科目と並行してマイナー科目のテキストも早い段階から開いていました。

結果として何が起きたかというと、主要科目の理解が中途半端なまま、マイナー科目の知識だけが先に増えていくという状態になりました。

たとえば民事訴訟法は、民法の権利関係を前提にした手続の話が多く出てきます。民法の理解が浅い段階で民事訴訟法を勉強しても、「なぜこの手続が必要なのか」という部分がぼんやりしたままで、結局あとから民法に戻って理解し直す、ということが何度もありました。

司法書士法についても同様で、実務の全体像がまだ見えていない段階では、条文を覚えることが単なる暗記作業になってしまい、あまり定着しなかった記憶があります。

今振り返ると、私は「手を広げること」と「勉強が進んでいること」を混同していたのだと思います。

今ならこうする|主要科目を先に固める

初学者のうちは、マイナー科目より先に主要科目(民法・不動産登記法・会社法・商業登記法)の骨格を作ることを優先する。

司法書士試験は、主要科目の配点が大きく、かつマイナー科目の理解の土台になる部分も多い試験です。

私が今から1年目をやり直すなら、最初の数か月は主要科目、特に民法と不動産登記法にほぼ全ての時間を使います。

科目ごとの具体的な勉強順については、11科目全体の進め方を整理した記事で詳しく解説しています。マイナー科目をいつ挟むかを考える前に、まず主要科目側の順番を固めておくと判断しやすくなります。

マイナー科目を早く始めないと不安になる気持ちは分かります。ただ、私の実感としては、主要科目の土台がないままマイナー科目を進めても、知識が線でつながらず、結局は非効率になりやすいと感じています。

マイナー科目を始めるタイミングの目安|半年前から並行

目安について

「試験半年前」はあくまで一つの目安です。主要科目の進み方には個人差があるため、自分の学習状況に合わせて調整してください。

では、実際にいつからマイナー科目を始めればいいのか。

私の結論は、「主要科目のインプットが一区切りついたタイミング」か、「試験まで残り半年」のどちらか早い方、という考え方です。

主要科目のインプットが一通り終わっていれば、マイナー科目を勉強する際にも、関連する主要科目の知識と結びつけながら理解しやすくなります。

一方で、主要科目のインプットにどれだけ時間がかかるかは人によって差があります。そのため、インプットがまだ終わっていなくても、試験まで残り半年を切った時点では、マイナー科目にも着手し始めるという目安を持っておくと、直前期に慌てずに済みます。

大切なのは、「マイナー科目を後回しにする」ことと、「マイナー科目を捨てる」ことは違うという点です。私自身、マイナー科目の配点を軽く見ていたわけではなく、単に着手する順番を後にしていただけです。

直前期はマイナー科目と主要科目を同じ割合で

✍️ 著者からのひとこと

直前期は、科目ごとの得意・不得意より、基準点を落とさないことを優先していました。

直前期に入ってからの時間配分についても、実際の使い方を紹介します。

私の場合、直前期は民法、不動産登記法、会社法・商法・商業登記法、そしてマイナー科目という4つの区分に、ほぼ同じ割合で時間を使っていました。

主要科目の方が配点は大きいものの、司法書士試験には午前択一・午後択一それぞれに基準点があり、マイナー科目を含む午前択一で基準点を割ってしまうと、総合点がどれだけ良くても不合格になります。

そのため私は、直前期には「得意な科目をさらに伸ばす」よりも、「基準点を割りそうな科目を作らない」という考え方で時間配分を決めていました。

結果として、主要科目・マイナー科目のどちらかに偏ることなく、4区分をほぼ均等に回すというやり方に落ち着きました。

もちろん、これは私の場合の配分であり、得意・不得意の状況によって最適な割合は人それぞれ違うと思います。ただ、「配点が大きいから主要科目だけに時間を使う」という考え方だけでは、基準点を落とすリスクが残るという点は、共通して意識しておいた方がいいと感じています。

まとめ|マイナー科目は「後回し」でいいが「捨てる」わけではない

結論

マイナー科目は試験の最初から手をつけず、主要科目の土台ができてから、または試験半年前を目安に並行して進める。ただし直前期には、主要科目とマイナー科目に同じくらいの時間を使い、基準点を落とさないことを優先する。

この記事では、私が1年目にマイナー科目から手をつけて失敗した経験と、そこから見えてきた配分の考え方を紹介しました。

マイナー科目は科目数こそ多いものの、後回しにすることと軽視することは別の話です。主要科目の土台を作ってから着手し、直前期には基準点を意識して均等に時間を配分する。この考え方が、遠回りを減らす一つの方法になると思います。

科目全体の勉強順をまだ整理できていない方は、11科目の勉強順を解説した記事もあわせて参考にしてください。

また、独学で進める中で「このやり方で本当に合っているのか」と迷うことが増えてきた場合は、通信講座も選択肢の一つです。独学と通信講座の違いを整理した記事もあわせてご覧ください。

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