会社法の数字が覚えられない!混同しやすい数字の整理・覚え方を解説

会社法の数字が覚えられないときの整理・覚え方 司法書士試験

会社法を勉強していると、株主総会の招集期限や株主の権利に関する割合、訴訟の期限など、似た数字が多くて混乱することがあります。

私自身も、数字を一つずつ覚えようとしていたときは、なかなか整理できませんでした。

そこで取り入れたのが、似た制度の数字を並べて比較し、問題を解きながら繰り返し確認する方法です。

この記事では、私が特に混同しやすかった数字を例に、会社法の数字を整理して覚える方法を紹介します。

会社法の数字はなぜ混ざりやすい?

会社法では、同じような数字がさまざまな制度で繰り返し登場します。

たとえば、株主総会の招集期限、株主が権利を行使するために必要な割合、訴訟を提起できる期間などです。

さらに厄介なのが、数字だけではなく、公開会社か非公開会社か、誰が権利を行使するのか、いつから期間を数えるのかといった条件まで一緒に問われることです。

そのため、「この要件は○日」「この割合は○分の1」と数字だけを切り離して覚えると、似た制度と入れ替わってしまいやすくなります。

私も単体で暗記しようとしていたときは、覚えたつもりでも問題を解くと別の制度の数字と混同することがありました。

私が特に混同しやすかった3つの数字

会社法の数字の中でも、私が特に混同しやすかったのが、次の3つです。

  • 株主総会の招集期限
    会社の条件などによって扱いが異なり、「この場合はどの期限だったか」で迷う
  • 株主の権利に関する割合
    数字は覚えていても、「この割合で行使できるのはどの権利だったか」が混ざる
  • 会社法関連の訴訟期限
    「どの訴えの期限なのか」「いつから期間を数えるのか」が混ざる

どれも数字そのものには見覚えがあっても、どの制度の数字なのかを正確に結びつけるのが難しいと感じていました。

特に、数字だけを単体で覚えようとすると、問題を解いたときに「この数字だった気がするけど、別の制度だったかも」と迷いやすくなります。

そこで私は、数字を一つずつ覚えるのではなく、似た制度をまとめて比較する方法に切り替えました。

数字は「似た制度」で比較して覚える

会社法の数字を覚えるときに私が意識していたのは、似た制度をまとめて比較することです。

一つずつバラバラに暗記するのではなく、同じカテゴリーの制度を横に並べて、「何が同じで、何が違うのか」を確認します。

同じカテゴリーの数字を横に並べる

たとえば株主の権利に関する割合なら、権利ごとに別々に覚えるのではなく、似た権利をまとめて比較します。

招集期限なら招集期限、訴訟期限なら訴訟期限というように、同じカテゴリーの数字を一度に見比べられるようにするのがポイントです。

【例】株主の権利に関する数字を比較

制度・権利 割合などの要件 継続保有 比較するときのポイント
株主による株主総会の招集請求 総株主の議決権の3%以上 原則6か月 非公開会社では6か月の継続保有は不要
議題提案権 総株主の議決権の1%以上 または300個以上の議決権 原則6か月 取締役会設置会社の場合。非公開会社では6か月の継続保有は不要
会計帳簿の閲覧等請求 議決権3%以上 または発行済株式3%以上 なし 「議決権」だけでなく「発行済株式」の基準もある

※定款によって法定の割合・個数・期間より緩和できる場合があります。上表は比較して覚える方法を示すため、基本となる要件を簡略化して整理しています。

こうして横に並べると、次のような違いが見つけやすくなります。

  • 1%なのか3%なのか
  • 300個以上の議決権という基準もあるのか
  • 6か月の継続保有が必要なのか
  • 非公開会社ではどうなるのか

表そのものを丸暗記するのではなく、「どこが同じで、どこが違うのか」を確認するために使うのがポイントです。

数字だけでなく条件もセットにする

比較するときは、数字だけではなく、次の点までセットで確認します。

  • 何の制度・権利なのか
  • 誰が使えるのか
  • どのような場合に適用されるのか
  • 期間なら、いつから数えるのか
  • 公開会社・非公開会社などで違いがないか

たとえば「3%」だけを覚えるのではなく、何の3%なのか、どの権利の要件なのかまで結びつけて覚えるイメージです。

期限についても、「○か月」と期間だけを見るのではなく、どの訴えについての期間なのか、どこが起算点なのかまで確認します。

違うところを重点的に見る

似た制度を並べたら、すべてを同じように覚えるのではなく、それぞれの違うところを重点的に確認します。

「ここだけ数字が違う」「この制度だけ継続保有が必要」「ここは起算点が違う」といった差に注目すると、制度同士を区別しやすくなります。

会社法の数字を整理するときは、

ここがポイント

①似た制度をまとめる → ②数字と条件をセットにする → ③違うところを重点的に見る

この流れを意識していました。

私が実際にしていた反復方法

似た制度を比較して整理しても、一度見ただけですべての数字を覚えられるわけではありません。

私の場合は、整理した数字を問題演習の中で何度も確認することを意識していました。

比較した状態で繰り返し覚える

一度整理したあとは、数字を再びバラバラに覚えるのではなく、できるだけ比較した状態のまま確認します。

「この制度は○○、似ているこちらの制度は○○」というように、似たもの同士をセットで思い出すイメージです。

それぞれの違いを意識しながら繰り返す方が、単体で数字だけを思い出すよりも整理しやすくなりました。

問題を解いて迷った数字をもう一度見直す

過去問などを解いていると、正解できた問題でも「この数字で本当に合っていたかな」と迷うことがあります。

私は、間違えた問題だけではなく、数字や条件に自信を持てなかった問題も見直す対象にしていました。

少しでも迷った数字があれば、似た制度ともう一度比較して確認します。

何度も同じ数字に触れる

覚えていなかった数字を問題演習で見つけたら確認し、また迷ったら戻る。

この繰り返しによって、少しずつ「この数字はこの制度」と結びつけられるようになります。

比較して整理する → 問題を解く → 迷った数字をもう一度比較する

このサイクルを繰り返すことが、私が会社法の数字を覚えるときに意識していた方法です。

覚えにくい数字は問題演習で拾い直す

会社法の数字は、すべて覚えてから問題演習に入るのではなく、問題を解きながら自分が覚えにくい数字を見つけることも大切です。

過去問を解いていると、次のような問題が出てきます。

  • 数字を完全に忘れていた
  • 似た制度の数字と迷った
  • 数字は合っていたけれど条件に自信がなかった

このとき、間違えた問題だけではなく、正解できても根拠に自信がなかった数字まで拾い直すようにします。

たとえば株主の権利に関する割合で迷ったのであれば、その権利だけを覚え直すのではなく、似た権利の要件も一緒に見直します。

問題で迷う → 似た制度と比較する → もう一度問題で確認する

この流れを作ることで、自分が混同しやすい数字を繰り返し整理できます。

過去問をどこまで復習すればいいのか迷っている方は、「司法書士の過去問はどう復習する?」で、間違えた問題や迷った問題をどこまで見直すか詳しく解説しています。

また、正解できても「なぜこの肢が正しいのか説明できない」という問題が多い方は、「2択まで絞れるのに間違える原因と対策」で、根拠があいまいな肢への対処法を詳しく解説しています。

まとめ|会社法の数字は「比較+反復」で整理する

会社法の数字は、単体で一つずつ覚えようとすると、似た制度の数字と混ざりやすくなります。

私が意識していたのは、次の3つです。

  • 似た制度をまとめて比較する
  • 数字だけでなく、制度・条件・起算点までセットで覚える
  • 問題演習で迷った数字を拾い直し、繰り返し確認する

一度で完璧に覚えようとするのではなく、

比較して整理する → 問題を解く → 迷った数字をもう一度確認する

という流れを繰り返しながら、少しずつ「この数字はこの制度」と結びつけていくのがおすすめです。

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