司法書士試験の模試で点数や判定が悪いと、「このままで本当に大丈夫なのか」と不安になることがあります。
私自身、本試験直前の模試までD判定しか取ることができませんでした。それでも本試験では、択一の基準点を大きく超えることができました。
だからこそ、模試では判定だけを見るのではなく、総合点・科目別の点数・合格点との差を確認し、どこを伸ばせばいいのかを考えることが大切だと感じています。
この記事では、模試の結果が悪かったときに、私がどこを見て、その後の勉強をどう修正していたのかを実体験をもとに解説します。
模試で点数・判定が悪かったとき、まず見るべきこと
模試の結果が悪いと、つい最初に判定へ目がいきます。
私もD判定が続いていたので、結果を見るたびに不安にはなりました。ただ、判定だけを見ても、その後の勉強をどう変えればいいのかは分かりません。
そこで私が確認していたのは、主に次の3つです。
- 総合点
- 科目別の点数
- 合格点との差
特に意識していたのは、「あと何点必要なのか」と「その点数をどの科目で取りにいくのか」ということでした。
模試は「良かった・悪かった」で終わらせるのではなく、本試験までに何を修正するかを決めるための材料として見ることが大切だと思います。
合格点との差から、どこを伸ばすか考える
模試では、単に「何点だったか」だけではなく、合格点まであと何点必要なのかを確認していました。
そのうえで科目別の点数を見ながら、どこを伸ばせばその差を埋められそうかを考えます。
ある科目だけ大きく崩れているのであれば、その科目を見直す必要があります。一方で、複数の科目で少しずつ取りこぼしているなら、苦手科目だけではなく、基本的な問題の取りこぼしを減らすことも重要です。
私の場合も、「この点数ではダメだった」で終わるのではなく、「あと何点をどこから上積みできるか」という見方をしていました。
模試の点数は、その時点の実力を知る材料にはなりますが、本試験の点数を決めるものではありません。
だからこそ、結果を見た後は、残りの期間で何点を、どこから取りにいくのかを考えることが大切です。
科目別点数から苦手科目・弱点を見つける
合格点との差を確認したら、次に科目別の点数を見て、どこで点を落としているのかを確認していました。
さらに、点数が低かった科目については、間違えた問題を論点ごとに見ていきます。
失点の原因には、
- そもそも知識が足りなかった
- 覚えていたつもりの論点が曖昧だった
- 似た論点と混同していた
- 問題文を読み違えた、見落とした
といった違いがあります。
私は、分からなかった問題はまず解説を確認し、それでも理解できなければテキストの該当箇所に戻っていました。
また、何度も間違える論点や知識が曖昧な部分については、別に整理して覚え直すようにもしていました。
「苦手科目だった」で終わらせず、その中のどの論点で、なぜ点を落としたのかまで確認する。
ここまで分けると、次に何を勉強すべきかが見えやすくなります。
過去問や模試をどこまで復習するか、テキストへ戻る基準については、「司法書士の過去問はどう復習する?テキストに戻る基準と優先順位を解説」でも詳しく解説しています。
模試の判定はどこまで気にするべき?
模試の判定は、自分の現在地を知るための一つの目安なので、まったく気にしなくていいとは思いません。
一方で、判定だけを見て「もう合格できない」と諦める必要もありません。
私自身、本試験直前の模試までD判定しか取れませんでした。
それでも、本試験では択一の基準点を大きく超えることができました。
この経験から感じたのは、模試の判定は本試験の結果を決めるものではなく、その時点で何が足りていないのかを確認するためのものとして見るのがよいということです。
D判定だったとしても、
- 合格点まで何点足りないのか
- どの科目で点を落としているのか
- どの論点を復習する必要があるのか
を確認すれば、その後にやるべきことは見えてきます。
判定を無視するのではなく、結果はきちんと受け止める。
ただし、悪い判定だけを理由に、本試験の結果まで決めつけない。
このくらいの距離感で模試を見るのがいいと思います。
D判定だった私が本試験まで続けた勉強
模試でD判定が続いていても、特別な勉強法へ切り替えたわけではありません。
私が続けていたのは、模試で見つかった弱点を一つずつ復習し、曖昧な知識を減らしていくことでした。
1〜2年目は、間違えた問題の解説を読み、分からないところがあればテキストの該当箇所に戻って確認していました。
3年目になると、何度も間違える問題や曖昧な論点を別に整理し、一問一答形式にして赤シートで繰り返し覚える方法も取り入れました。
流れとしては、
模試で弱点を見つける → 論点ごとに復習する → 覚えきれていない部分を繰り返す
というシンプルなものです。
結果が悪いと、「今までの勉強法を全部変えた方がいいのでは」と考えてしまうこともあると思います。
ただ、これまでの勉強をすべてやり直す必要があるとは限りません。
模試で見つかった弱点をもとに、必要な部分を修正していく。
私の場合は、それを本試験まで積み重ねました。
模試の結果を見たあとにやること
模試の結果が返ってきたら、判定を確認して終わりにするのではなく、次の勉強につなげるところまでやっておきたいところです。
私が模試の結果を見るときの流れを整理すると、次のようになります。
- 合格点との差を確認する
合格点まであと何点必要だったのかを見る。 - 科目別の点数を見る
どの科目で点を落としているのか確認する。 - 間違えた論点を確認する
知識不足なのか、曖昧な暗記なのか、読み違いなのかを整理する。 - 復習する範囲を決める
必要に応じて解説やテキストへ戻り、繰り返し間違える論点は覚え直す。 - その後の勉強を修正する
本試験までに何を優先して勉強するのか決める。
模試の目的は、良い判定を取ることだけではありません。
本試験前に弱点を見つけ、まだ修正できる段階で気づけることにも意味があります。
D判定だったとしても、「D判定だった」で終わらせず、次に何を直すのかまで決めることが重要です。
まとめ|D判定でも最後まで勉強を続ける
模試で点数が低かったり、D判定が続いたりすると、不安になるのは当然だと思います。
ただ、模試の結果を見るときは、
- 合格点まであと何点だったのか
- どの科目で点を落としているのか
- どの論点が弱いのか
- 本試験までに何を修正するのか
まで確認することが大切です。
私自身、本試験直前の模試までD判定しか取れませんでした。
最後の模試から本試験までは約2週間ありましたが、その2週間は、それまでで一番勉強量を増やしました。
D判定だったことで焦りが生まれ、「このままではいけない」と最後まで勉強を続けたことが、結果的に本試験の点数につながったと感じています。
もちろん、D判定だから本試験でも大丈夫というわけではありません。結果はある程度重視しながらも、判定だけで合否を決めつけないことが大切です。
私が受験を通して特に感じたのは、最後まで勉強を続けることが一番大切だということです。
模試の結果が悪くても、そこで諦めず、足りない点数と弱点を確認して、本試験までできることを一つずつ続けていきましょう。



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